中村 恵美

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【詩のタイトル】
ダンボのお耳/この部屋に/歯みがきのうた/肉も野菜も/春/目覚まし時計が/ひらがな五十音/持病草/消しゴム消しゴム/切手を貼って<童謡>/じゅんばんじゅんばん/もしもホントに/母との手紙/ランドセルのうた/あのね 先生(せんせ)が

「ダンボのお耳」

ダンボのお耳 お耳はね
 お空がお空が 飛べるんだ
 ダンボのお耳 お耳はね
 お空がお空が 飛べるんだ

 ーー進行転換  急カーブ
   みーんなお耳で パタパタパタ
   そっちへいっちゃあ あぶないよ
   だったら右へ  パタパタパタ
   大きなお耳で どこまでも
   飛びますお空を パタパタパタ

 ダンボのお耳 お耳はね
 お空がお空が 飛べるんだ
 ダンボのお耳 お耳はね
 お空がお空が 飛べるんだ
        飛べるんだ

◎あとがき:決して江川○ぐるさんの耳ではありません。
       あしからず。

「俳句集」

○真夜中に 光る宝石 ホタルイカ
○故郷の 泳ぐも空に 鯉のぼり
○鯉のぼり 大きく泳ぐ 空の海
○空に笑み 人なごませる ツツジかも
○転任も そろそろ慣れゆ 五月の日

◎あとがき:まだまだ浮かんできますが、とりあえずここまで。

【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第67号 2002年4月29日発行


「この部屋に」

◎作者から:たまには現代詩なども。へっへっ。

この部屋に薔薇(ばら)を置こう。
真っ赤な薔薇を一輪だけ置こう。
花瓶になんか入れちゃって置こう。
格好なんか気にしちゃって置こう。

そうすれば
この部屋に漂う嫌な空気も
少しはまともになるんじゃあないかしら?

少しだけまともを繰り返していれば
いつかはきっと
あふれる程の喜びになると思うんだ。
ウン

◎後書き:花の力ってスゴイですね〜っ!



「歯みがきのうた」

◎作者から:作者が歯を磨いていた時、何となく浮かんできたものです。

1 歯をみがきましょう やんわりと
  やさしくやさしく  ていねいに
  力を入れずに    ゆっくりと
  なるたけゆっくり  やさしくね
  上・下・斜め  右・左
  歯と歯のあいだも  ていねいに
  今度はあっちへ   行こうかな
  ほぅらね白く    なってきた

    ーー急いでやらずに  ていねいに
      あちらへこちらへ  口の中
      冒険させよう    歯ブラシを
      口という名の    トンネルに
 
 
2 歯をみがきましょう ていねいに
  やさしくやさしく  やわらかに
  ゴシゴシしないで  ゆっくりと
  なでなですると   同じね
  上・下・斜め  右・左  
歯と歯のあいだも  ていねいに
  向こうはどんな   感じかな
  ほぅらねつるつる  なってきた
    
ーー急いでやらずに  ていねいに
      あちらへこちらへ  口の中
      冒険させよう    歯ブラシを
      口という名の    トンネルに
トンネルに

◎あとがき:こうして磨けば、虫歯ゼロ?

【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第66号 2002年4月20日発行


「短歌集〜桜(はな)と日々〜」

○降る雪を 桜(はな)と思わば この日々も
   舞う花春よ 北の大地も

○新しき 生命(いのち)輝く 春の日は
   芽吹く緑の 素晴らしきかも

○名古屋城 春の息吹に 金鯱(しゃちほこ)も
   尾張の風に 身を任せゆく

○花吹雪 「はよゆけ次に」と 急(せ)く如く
   我の読む本の ページたわむる

「俳句集」

◎作者から:昨今を句にしてみました。いかがでせう。

 ○桜(はな)の間(ま)に映る万緑(みどり)に惑う空

 ○入学式次の世界へ桜(はな)の門

 ○転任の車窓より見る桜並木(はななみき)

 ○母なる日数え五月の路歩む

 ○半袖の若き色艶(いろつや)初夏まぶし

   ◎あとがき:まぁ、こんなもんですわいな。

【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第64号 2002年4月7日発行


◎作者から:こんなに早く葉桜なんていったらば、5月に雪が降る?

 ○急(せ)き廻る 日々の如きか 桜(はな)の間(ま)も
   なく葉桜が 光るこの頃

「肉も野菜も」

◎作者から:今、大流行の「魚のうた」の「肉&野菜」バージョンです。
      スーパー関係者の方々、どっかで流してくれません?
  
魚だけでは ダメなのよ
肉も野菜も 食べましょう
ボリューム 満点
お腹も   ふくれる
とんかつしゃぶしゃぶ それにはお肉
ブタさん鶏さん    牛さんお肉
ミンチに手羽先    ステキなステーキ
ニクたらしいほど   お肉はおいし
さぁさぁ皆さん    お肉の前へ
           
成績アップ  やる気の育成
血液サラサラ めざすなら
それには野菜 やっぱり野菜
ニンジンカボチャ ピーマンキャベツ
野菜炒めが    おすすめよ
今日は何をと   悩む前に
野菜をとりましょ お手々にとりましょ

肉肉野菜     魚を食べて
健康第一     地球の元気
病気知らずで   元気です

【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第62号 2002年3月30日発行


「春」

◎作者から:一寸たまには現代詩なども。へへっ。

 鮮やかな緑と
 すっと伸びた空のコントラストが
 全てを柔らかく包み込む季節・春

 おお空よ 輝きのまぶしさよ
 おお地よ 百万人に生命(いのち)すら与えたるその色合いよ

 おお風よ 緑と光 太陽を恵まれている慶びよ

 その中で
 けふも 
 春は優しく永遠(とわ)に微笑んでいる。
 やがてくる命たちのために
 やがてくる初夏たちのために


「目覚まし時計が」

◎作者から:朝、起きるにお世話になる目覚まし時計を主題にしました。
 ちなみに、わたしは3個もぶっ壊しています。


  目覚まし時計が もうすぐね
  起こしてきます ジリジリろ
  おねむの所を もうすぐね
  起こしてきます ジリジリと

   ーーうーんむにゃむにゃ 目覚ましさん
     もっと寝かせて   あと5分
     お願いも一度    夢の中
     行かせてちょうだい ちょうだいな

   ーーダメですダメです  起きましょう
     朝です朝です    一日が
     始まる今日も    元気良く
     起きてしっかり   頑張ろう
     夢とはバイバイ   いたしましょう
               いたしましょう

「卒業短歌<5首>」

◎作者から:卒業式がそろそろあちこちでありますね。
      該当者の皆さん、おめでとうございます。
      そこで、幼稚園から大学まで卒業短歌を。ささやかな
      お祝いとして受け取ってください。

  ○初めての 式に挑むる 子を仰ぎ
     育つ過程に 泣く卒園の式

  ○12才 6年間の 思い出は
    今ゆく春に 卒業証書に 

  ○15才 受験・卒業 夢は今
    未来の空を 春とあゆむる

  ○18才 制服(ふく)も最後と 卒業の
    日にしみじみと 思い着たるる

  ○4月より 呼ばる3文字(みもじ)は 「社会人」
    ゆく今までを 糧(かて)とし道を

◎あとがき:卒業式に未だ誕生日の来ない人は、年齢を差し引いて
      下さいね(笑)。次回は入学編にしようかな。    
     

「ひらがな五十音」

◎作者から:幼児のための遊びうたとして作りました。
      誰か曲でもつけてくれませんか?
      楽しく50音が憶えられます。

  「あいうえお」って  書いたけど
  曲がっちゃったよ   エッヘッヘッ
 「かきくけこ」って  やったけど
  イマイチだったの   イッヒッヒッ
  今度はどうかな    「さしすせそ」
  ムツかしいかも    「たちつてと」

   ーーちゃんと書けない ひらがなを
     あいうえ・か行と 五十音(ごじゅうおん)
     初めて書くの   ひらがなを
     けれど書いちゃえ 五十音
     いっぱいあるけど 五十音

 「なにぬね」「はひふへ」  ドンとこい
 「まみむめ」「やいゆえ」  来るならこい

 「わいうえ」終わって    「ん」をつけりゃ
  おしまい終わりの      五十音
  こんなに書けたね      五十音
  なーんだかんたん      五十音
  へなちょこへなちょこ    五十音
                五十音

【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第62号 2002年3月23日発行


「持病草」

◎作者から:「春はあけぼの」で始まるもののパロディーです。

春は花粉
耐え難きを耐え 忍び難きを忍びつも
なお病(やまい)衰えず
両眼常に赤くなり止(や)まずクシャミは続け出ゆ
まして我(われ)ギョロ目にでか鼻なりて
人より多く目立ちぬ
寝起きのトナカイの如く顔にて
けふも
うすぼんやりと辛痒き日を過ごす

夏はバテ
体力なくなり太陽のギラつきに負け
涼(りょう)のみを求めん
フラフラになりてなお
歩まんとして疲れゆ
ゲッソリこけし頬に化粧せしも
ファンデ見事陥没
却って不気味さを増す
早(は)よ来たれ秋と願いつつ
冷たきを腹に入れ過ぎれば
下痢ピーに悩まされ
ただトイレを友とす

秋は夜更かし
元来悪しき寝付きに早(は)や来すぎる夜
書も面白うて時に文(ふみ)などもしたたむ
虫の音(ね)に平安の雅びを思い
月に重ねゆ我(わ)の多き幸(こう)
ふと時計に目をやれば夜中も二時を過ぎ
慌てふためき寝床に入るも元来の悪しきがいたずらし
夢の夜は通し

冬は風邪
幼少時より弱き喉本領を発揮す
突然の襲来にてゲボゲボ気管やられし
直ぐ腫れし喉赤きかすれ声ますます枯れて魅惑なる
赤き喉のまま通勤の電車乗りせば
他人する咳がまた喉を襲来
「やられた」と白旗掲げ降伏せしも時既に遅し
アーメン
友よこれがわたしの一年間の病気です

◎あとがき:アル中がないだけまとも、ってか?

「春<短歌5首>」

◎作者から 春ですね。何だか踊りたくなっちゃうな♪

 ○スーツ着し 会社ゆく朝 新人の
   初(うぶ)さ思いし 二十歳(はたち)あの頃

 ○春の日に 選ぶスーツや 店に入り
   光透かせし 生地を返せし

 ○春の日の 心よ届け 桜(はな)盛る
   切手を友に 投じゆく朝

 ○昼下がり 春に出る芽々 子供らの
   未来の如く 満つ輝きに

 ○春の昼 茶店(さてん)で語る 恋人に
   若さ見いて 空・雲の色

【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第61号 2002年3月9日発行


「春の短歌 3首」

◎作者から:春のいろいろを詠ってみました。

 ○チョコレート 季節は過ぎて 君の恋
   実るも春の この桃色に

 ○胸躍る 空を彩(いろど)る 花々の
   宴(うたげ)は今日も 春・華(はな)となり

 ○春の字も まだとある字や 北国に
   住む友手紙に 桜(さくら)つけゆき

【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第60号 2002年3月2日発行


「春<俳句 5句>」

◎ちょっと寒いけど、春を感じるこのごろですね。
 がんばってゆきませふ!


○出づる春 つくしの子らも せし背伸び

○伸ぶ夕に 春の近しを 思う頃

○クラス替え あの子と一緒を 願う空

○16才 迎う青春 ニキビかな

○17才 弥生に超えて 両親(おや)の背々

【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第59号 2002年2月23日発行


「五輪開催<短歌4首>」

◎あまり興味がないので、ニュースで知ればわたしにとって五輪は十分なものです。
けれど開催式だけはちゃんとみます。

 ○朽ち果ても 旗は輝く 星条件の
    色は世界を 一つにしたりて

 ○胸に手を 当てて泣きゆく 悪魔から
    逃れる今や 五輪・輪に輪に

 ○炎を今 燃ゆ燃ゆ高き 情熱と
    誇りで導く 勝利如くに

 ○ユニフォーム 国旗の下に 輝きの
    顔・顔・顔や ソルトレークに

【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第58号 2002年2月16日発行


「雪像に<短歌集> 」

◎作者から いよいよ始まりましたねっ!雪まつりっ!

 ○雪像に 映る時代の 影ひなた
    時の流れの 雪祭りかも

 ○公園に 来る人あげゆ 歓声に
    また舞う雪の 像の輝き

 ○夜に閉じる 知らず照る月 雪像を
    人と一緒に 見る師走かも

   ※ちなみに、作者は雪祭りはテレビだけでしか見てません。

「消しゴム消しゴム 」

◎作者から
 科学者が偶然に発見したのが、そもそもだとか。
 う〜ん、やっぱり不思議な物体。

1 消しゴム消しゴム    不思議だな

  あんな字こんな字    どんな絵も

  こすれば消えます    またたく間(ま)

  さよならバイバイ    しちゃうんだ

    ーーこんな四角い  ゴムなのに

      何でだろうね  なぜかしら

      どうしてだろう 不思議だね


  消えます消えます  消えますよ

  消せますもっと   心地よく


2 消しゴム消しゴム    謎だらけ

  何十回の        失敗も

  なくなるんです     またたく間(ま)

  証拠隠滅        しちゃうんだ 

    ーーこんな四角い  ゴムなのに

      何でだろうね  なぜかしら

      どうしてだろう 不思議だね


  消えます消えます    消えますよ

  消せますもっと     心地よく

【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第57号 2002年2月9日発行


「東海の<短歌1首>」

作者から
    ニュースを聞いて、すぐ思い浮かんだ作品です。

  東海の 雪の報(し)らせに 高校の
      路(みち)を思うや 名古屋の電車


「切手を貼って<童謡>」

◎作者から そういえば最近、こんなことってご無沙汰。

切手を貼って     お手紙を

出しましょポストに  コトリって

切ってで飾って    お手紙を

入れましょポストに  ポトリって

どんな切手が     いいかしら

 ーーちょうちょにつりがね  ドラえもん

   草木にお花       誰かさん

   町の景色に       模様だけ

   いろいろあって     楽しいね


どんな切手を     貼ったなら

あの子は笑って    いるかしら


切手を貼って     お手紙を

出しましょポストに  コトリって

           コトリって

【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第56号 2002年2月2日発行


◎作者から 幼稚園生用、かな?

「じゅんばんじゅんばん」

じゅんばんじゅんばん  もう少し

待って見ようよ     待ちましょう

じゅんばんじゅんばん  もう少し

待って見ようよ     待ちましょう

やりたい気持ちは    分かるけど

今はあなたの      番じゃない

焦る気持ちは      分かるけど

急がなくとも      いいじゃない

三郎くんの       番なのね


  ーーほうら段々   なってきた
    
    前へ前へと   なってきた
   
    あともう少しです あなたの番

じゅんばんじゅんばん  じゅんばんね

            じゅんばんね


○「おはよう」と いう息白き 冬の朝

【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第55号 2002年1月26日発行


「実るほど<短歌1首> 」

○実るほど 垂るる頭(こうべ)は 嫌味にも 
   似れり 「してやってるんだ」のおごり高ぶり


「もしもホントに」

◎作者から 『ドラえもん』からヒントを得ました

1 もしもホントに あったなら

  開けてみたいな  どこでもドア

  ドアを開ければ  すぐそこが

  ゆきたい場所です  着きました

   ーー学校だって  ちこくなし

     通勤ラッシュも  さようなら

     スーパーだって  すぐゆけて

     時間がいっぱい  使えるよ

  もしもホントに あったなら  

  もしもホントに あったなら


2 もしもホントに あったなら

  つけてみたいな  タケコプター

  お空を自由に   いつまでも

  飛べます好きに  気ままにね

   ーー雲に乗ろうか  ふんわりと

     泳ぐまねでも  しようかな

     道ゆく人も   銀行も

     豆つぶみたいに  見えてるよ

  もしもホントに あったなら  

  もしもホントに あったなら

【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第54号 2002年1月19日発行


「母との手紙」

拝啓 オフクロ殿
これがわたし
元気ですか?
これか母さん
後(あと)ポツポツ
大したことも書けやしない。

カゼひいてない?
これが母さん
いつもの入れて置くからネ
これも母さん
大切に使いなさいネ
これも母さん

母さん母さん母さん
みんな母さんの字
母さん母さん母さん
静かにわたしは呼んでみる。

拝啓 オフクロ殿
大したことも書けないのに
これだけなぜかバカでかい。


「俳句一首」

○賀状より 声も届きて 遠き友

【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第53号 2002年1月12日発行


「俳句」

○人々の 肩乗り旅す 風師走

【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第52号 2001年12月29日発行


「ランドセルのうた」

集めてみようよ ランドセル

色は何色    どんな色

オレンジ    果物みたいだね

緑もいいな   目によさそう

濃紺      ちょっと大人だね

海老茶もいいね  渋くって

  ーー赤と黒とじゃ  つまんない

    ふたつしかない  イヤイヤイヤ

    だっていろいろ  あるんだもん

    大好きな色    背にしょって

    ゆこうよ学校   どうせなら

おいでよおいで   ランドセル

集めて楽しい    ランドセル 

          ランドセル


「師走<俳句2首>」

○夢うつつ 布団が炬燵となり 師走

○押し迫り 日々残業や 職場冬

「新宮誕生<短歌2首> 」

○楽しきは 愛の字の宮 「パパ」「ママ」と
  そ親を呼びぬ 景(けい)思う時

○師走満(み)ち 光り慶(よろこ)ぶ 輝きの
  世紀に愛の 旋風(かぜ)や寿(ことぶき)

【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第51号 2001年12月22日発行


「あのね 先生(せんせ)が」

1.あのね  先生(せんせ)がいうんだよ
 「皆さん」なんて いうんだよ
 「みんな」じゃないの 「皆さん」なの
 どんな時でも 「皆さん」なの
 月・火・水・木(げっかぁすいもく) みな「皆さん」
 金曜(きんよ)も土曜(どよう)も  みな「皆さん」
 何だかちょっぴり テレちゃうね
 何だかちょっぴり いい感じ
 大人になった   みたいだね
 大人になった   みたいだね

2.あのね  先生(せんせ)がいうんだよ
 「皆さん」なんて いうんだよ
 「みんな」じゃないの 「皆さん」なの
 どんな時でも 「皆さん」なの
 国語も算数(さんす)も みな「皆さん」
 帰りの会まで   みな「皆さん」
 何だかちょっぴり テレちゃうね
 何だかちょっぴり いい感じ
 大人になった   みたいだね
 大人になった   みたいだね
          みたいだね

「クリスマスの短歌(うた)」

○この星の 煌めく如く クリスマス
  幸(さち)多かれと 願いて神に

○モミの木が 今宵は主役 飾りベベ
  着させもろうて ややも恥ずかし

「俳句2句」

○薄桃に 時を語りて 冬暮れる

○今やもう 過去の景色と なりたき火

【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第50号 2001年12月15日発行


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