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「サラサラ☆サララ」
サラサラ
サララ
銀の星砂の流れ様を
微かに聞こえてくる音と共に
心地よさを感じながら眺める。
時間は砂と共に容赦なく流れ
留まることは未だ許されない。
泣くだけの時間はもう充分だ。
砂が固い土に変わってしまった。
これは、始まりを知らせる砂時計。
決して再び逆さにしてはいけないよ。
後戻りはしちゃいけないんだ。
時々胸が小さく痛むけど
今はまだ、そのままで…。
サラサラ
サララ
静かに降り落ちていく星砂が
やがてキレイな山を創る頃
僕らはひとつ、大人になる。
【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第66号 2002年4月20日発行
「ワタシ色ネイル」
白くなりかけた爪に
今日は色をつけた。
気分が晴れない時につける色。
無意識のうちに手が動く。
ネイルのツーンとくるにおいは
情けないくらい涙を誘った。
「生きていくことは哀しい」
まるで何百年生きてきたかのように
私は何度もこころの中で繰り返した。
まだ何も埋め尽くしていないのに
全てやり遂げてきた気になっていた。
これからもきっとこんなふうに
どうしようもないくらい
何度も下を見てしまう日が続くだろう。
涙を流しっぱなしにしながら
爪に色をつけ続けるだろう。
恥ずかしいけどそんな未来だけは
今、ちゃんと見えている。
だから私は色を絶やさない。
終わりなんかにはさせない。
たとえ1ミクロンの可能性しか
残っていなくても
力ずくでどん底から引っぱってみせる。
自分の未来にだって
私だけの鮮やかな色をつけてやるんだ。
【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第53号 2002年1月12日発行
「源(ミナモト)」
気持ちを動かされるくらいの
静かで強い言霊。
とどまることをしらないから
いくつもいくつも
心の奥底から涌き出てくる。
震えながら伝わっていく
この、こころの声は
やがて あなたのこころにも
色濃く根付いていくだろう。
感触はないけれど
体中から暖かく包まれていく。
私たちは そうやって生きてきた。
そして これからも生きていく。
誰もが初めから持っている、
この 見えない言葉の力で。
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