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「霧」
霞みがかった山々
見上げても終りの見えない霧
越えれば きっと貴方がいる
足元にころがる痛々しい石達
力強く踏みつけて歩き出す
ぼんやり浮かぶ月が私を試す
さあ ここまで登ってきなさいと
私は登る
湿った黒髪を振り乱して
裸足の指先に血を滲ませて
紅い情熱を貴方にぶつけるために
【Write-Up】文芸サイト応援マガジン 第60号 2002年3月2日発行
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